リーダーシップ開発委員会

■活動の目的、経緯について
リーダーシップ開発委員会は、初年度から、諸説あるリーダーシップそのものの定義を明らかにすることではなく、組織におけるリーダーシップ開発のあるべき姿を、ASTDが提唱する方法論や国際会議(ASTD ICE)で発表されるリーダーシップ開発の取り組み事例などもふまえながら、日本の現状に照らして探っています。

これまで、次のようなテーマについて調査研究し、提言をまとめました。
• ASTDの提唱するリーダーシップ開発手法(LEADSモデル)について、日本企業での導入の課題や対策(2008年度)
• リーダーシップ開発の先進企業であるGE、ディズニーなどが、リーダーシップ開発で核にしている理論(リーダーシップ・パイプライン理論)について、日本企業での導入の課題や対策(2009年度)
• グローバルリーダーとして、1カ国以上の海外現地法人を統括する「カントリーマネジャー層」に求められる能力、および、グローバルリーダーを発掘、育成、活用するための組織・人材マネジメントの仕組み・運営(2010年度)

そして、2011年度は、深刻な業績低迷、不祥事など、企業組織が内包する“危機”とその対処に着目し、「危機に対応したダイナミック・リーダーシップモデル」をテーマに掲げました。組織の危機対応のプロセスを、①危機の潜在的存在(迫りくる危機)、②その顕在化と対処(危機への対処)、③新生(組織の体質転換)の3つのフェーズに区切り、各フェーズに応じて求められるリーダーシップのあり方をモデル化しています。

■メンバー構成について
当委員会は、日本の企業・組織におけるリーダーシップ開発のあり方、課題、対策について、具体的で実現性が高い調査研究をしたいと考えています。したがって、企業や官庁等で人材育成の実務に携わっている方々の視点が欠かせないと考えており、メンバーのうち少なくとも三分の一以上は、企業等の実務家の方にご参加いただく方針でメンバーを構成しています。2011年度のメンバーは10名です(うち企業等の実務家4名)。

■実施スケジュールについて
委員会の開催は、通常、月1回を予定しており、その他に、調査研究にあたり、個別に課題図書の読了や事例調査、インタビューセッションなどを行います。活動のアウトプットとして、委員会での討議と調査にもとづいて、成果報告書を作成し、多数の方に参加いただく成果報告会の場で発表を行います。参考までに、2011年度の委員会実施スケジュールをごらんください。
テーマ:「危機に対応したダイナミック・リーダーシップモデル」
ゴール:組織の危機対応プロセスの3つのフェーズにおいて求められるリーダーシップのあり方についてモデル化する
実施期間:2011年7月~2012年3月
第1回(7月) ・今年度の調査研究のテーマ、役割分担、実行スケジュールの議論と決定
第2回(8月) ・今年度の調査研究の内容と対象範囲の議論と決定
・危機対応プロセスのフェーズ分けの議論と決定
第3回(9月) ・各フェーズにおける今後の議論の進め方の議論と決定
第4回(10月) ・フェーズ1(迫りくる危機)における「組織とトップ/ミドルの状況」、「あるべきリーダーシップ」についての洗い出しと整理
第5回(11月) ・フェーズ2(危機への対処)についての洗い出しと整理
第6回(12月) ・フェーズ3(体質の転換)についての洗い出しと整理
第7回(12月) ・モデル化後の検証の進め方(事例調査・インタビュー)の議論と決定
・事例選定と調査担当者の決定
第8回(1月) ・リスク管理コンサルタントへのインタビュー調査実施
・事例調査結果のまとめ方の議論と決定
第9回(2月) ・事例調査結果の共有と検討
第10回(2月) ・成果報告案についての検討
3月16日    ・成果報告会

(※)この他に、上記委員会での議論に必要な課題図書の読了、事例調査とそのまとめ、成果報告書の作成などが行われています。

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